【日給$200→最低賃金以下に】キウイファームで本当にあった怖い話
どーもこんにちは。
現在ニュージーランドにワーホリ中のらっちょんじん。(@chunichiblog)です。
本題に入る前にこの記事を先に読んでもらいたい。
4月20日からピッキングが始まり、目標の貯金$10000に手が届くかもしれない!!と希望が見えてきた矢先に今回の事件は起こった。
先ほどの記事でも紹介したが、キウイピッキングは10~15人程度のグループで働き、稼いだお金をグループでシェアしたものが給料となる。
グループで働くときに1番の問題は給料をシェアする人数が増えることだ。
僕らは基本1つのビン(キウイを入れる巨大な箱)に対して、$21~31もらえる。
例えば1ビン$21もらえるとしよう。
僕らが10人の場合、1ビンにつきもらえるお金は1人あたり$2.1。
11人の場合、$1.9。
そして1日に100ビンできたとすると、10人の場合と11人の場合を比べると20ドルもの差ができてしまう。
1人増えただけでこんなに差が出るのに、なんと今回は6人も新しい人が加わってしまった。
そして結果どうなってしまったのか、詳しく説明していこう。
目次
人が一気に6人増えた結果
タイトルにも書いたが、日給約$200稼いでいたのが最低賃金で働いた額より少ないくらいしか稼げなくなってしまった。
最低賃金に満たない場合はその分上乗せされるが、それでも約$140である。
みんながみんな幸せだったのに、全てが崩壊してしまった。
元からいたメンバーはかなりご立腹で、一時期はボイコットが起きそうなくらい荒れていた。
もうこいつらいると稼げんからゆっくりやろうぜ。なんて言っている女の子もいた。
やはり女性は怖い。
なぜ彼らがそんなに嫌われてるかというと、とにかく真面目にやってくれないのだ。
グループで働いているというのに全力を尽くさず、ヘラヘラヘラヘラしていて本当に腹が立ってしょうがない。
小心者の僕は彼らにギリギリ聞こえるくらいで友達と愚痴ることしかできないが、僕にあの女性の強さがあるならば、喧嘩になっていただろう。
そのくらいイライラがとまらない。
全力でやって遅いならもうそれ以上は見込めないし、僕も何も思わない。
同じグループのおじちゃん、おばちゃんはかなり遅いが一度も彼らに対して速く動けよ....なんて思ったことはない。
頼むから真面目にやる or 消えてくれ...
人が増えるメリット
かなり個人的な意見で申し訳ないが、キウイピッキングにおいて新しい人が来ることはとても喜べることではない。
僕がまだニュージーランドに来て日が浅いなら、ここまでのストレスにはなっていなかったと思う。
問題なのは僕が現在欲しているものが友達よりお金だということ。(性根が腐っておる)
残り3週間を切り計画していた貯金額にギリギリ届きそうなくらいだったが、新しい人が大量に来たことによって、もう目標には確実に届かなくなってしまった。
ということで人が増えるメリットはないと僕は言いたい。
人が増えるデメリット
僕らがいま主にやっているのが「selective picking」というもの。
日によって違うが120g以上しかとってはいけなかったり、たまに150g以上の日もあったりする。
120g以上の日は1ビン$25~31もらえ、150g以上の日は確実に1ビン$31もらえる。
ただ150g以上のキウイは少なく稼ぐことは不可能。
そして問題なのは新しい人にどれが何g以上かなんて分かるわけがないということ。
現在起きているのが、新しい人は適当にやってずんずん進んでいき、僕ら経験者が彼らの取り残しをとらなければならない問題だ。
これによって僕のグループの三本柱である僕、陽気なドイツ人、スーパーバイザーのインド人がまともにできていないため、くそみたいな額しか稼げていないのだ。
若者がおじちゃんおばちゃんを助けなければならないのに、もうお手上げ。
そして彼らは同じことを何度も言ってるのに、1分経つと忘れてしまう。
さらには言い訳のプロときた。
チームワークが大事なキウイピッキングでこいつらみたいなのがいたら、もうそれはただただカオス。救いようがない。
デメリットをまとめると
- 金が減る
- やる気も減る
- イライラは増える
人が増えたらそれはやめどきなのかもしれない。
【追記】奇跡の大復活
最低賃金以下しか稼げなくなってから3日が経ち、次の日に他のチームの人が足りないと言われ、僕はそのチームに1日だけ合流することになった。
そのチームには普段遅い新人が5人いるらしいのだが、その全員が休みをとったため僕が呼ばれた。
結果経験者だらけの最強チームに。
残念ながら12時に大雨が降ってしまい、3時間半でその日は終了。
ただそれでも$112を稼ぐことができ、時給換算すると約$32(2500円)という驚異的な数字をたたき出した。
しかし幸せな時間はいつまでも続くことはなく、次の日はいつものチームに戻り憂鬱な朝を迎えた。
開始から15分。
僕は何が起こっているのか分からなかった。
ごみくそうんちだった新人たちがやることを完ぺきに理解し、見事にちゃんとしたチームになっているではないか。
もともと個人のポテンシャル自体は悪くなかった&この日のオーチャード(農場)は神がかり的フルーツの大きさだったため、1日で$250(2万円)という僕のニュージーランド日給最高記録を更新してしまった。
隠れてこんな記事を書いてしまった僕を許してほしい。
まとめ
今回思ったのがブログやってて良かったということ。
こんなくそな思いしてるけど記事に書けるからまあいっか。と思えるようになった。
これでストレスは少し軽減されるかな。
明日から彼らがいなくなってることを祈って終わりにします。
素晴らしい人たちと働くことができて、幸せな気持ちでいっぱいです!!!!!!
残りの2週間も彼らと仲良くやっていこうと思います!!!
お金は心を豊かにしますね...(ゲス顔)
では!
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